Dancing Unicorn

a twist of fate

too late for school

 

 

最近、

学校の先生や部活の先輩などからの体罰だとかいじめなどが

問題になって取り上げられてるのをよく目にします。

 

 

 

しかしこんなもんじゃない・・・

 

今思うと、

昭和が子供時代だった人はカオスにいました。

 

かくいうワタシもです。

 

40から50年前くらいの

小中学校は

暴君な先生で溢れかえっていたと思います。

 

 

体罰なんて当たり前。

誰もそれを問題視する人がいなかったから

先生は王様でした。

 

 

なにか気に入らないことがあるとすぐ

「お前ら、校庭十周しろ!」

「うさぎ跳びで100m」

(現在は体に悪いことが証明されてるそうです)

 

体育の教師なんて暴君でしかなかったし

担任でさえヒステリックな人ばかりだった。

 

 

それ以外の教師も

大人になって思い返してみると

ただ自分のストレスを生徒にぶつけていただけの人、

差別を平気でやっていた教師、

授業内容が薄くて価値がなかった先生

(楽に公務員をエンジョイ)

 

そんなんばっかりです。

 

優れた先生に当たったことがまあ実に少ない。

 

 

自分は当時はおとなしく内向的で

先生に反発するなんてことがなかったので

滅多に体罰なんて受けない子供でしたが

 

それでも、いまだにフラッシュバックするような

トラウマになるような仕打ちを受けたことが何度かあります。

 

 

連帯責任で殴られたこともありますし

しかも分厚い辞書の角を使って思い切り頭をガツンと。

痛いなんてもんじゃないです、血が出た。

 

他の子の忘れ物の連帯責任で

その班の子全員が殴られました。

 

理不尽で理不尽で恐ろしかった・・・

 

 

わけわからないうちに家庭科の女性の教師に目を付けられ

当時の親友と二人、目の敵にされたこともあります。

わざと課題を私たち二人にだけ教えてくれなかったり

提出物を捨てられたことも。

 

小学校の時はクラスにたまたま同姓同名の子がいて

その子はとても活発で生徒会長などやるような子だったので

内向的な自分とは正反対、

しかもその子の親がPTAの会長だったので

先生とはズボズボな関係だったんでしょうね、

なにかというとその子ばかり贔屓してあからさまでした。

 

 

その子はスポーツが大得意で、泳ぎも得意だったので

金づちなワタシとこれまた正反対。

 

「おい、泳げない方の山田!!(仮名)」

 

ってワタシは呼ばれていました。

 

今ならこんなの大問題でしょう。

 

 

 

高校では明らかに間違っていない英語の解釈を

「お前の回答は屁理屈だ、こんなのは答えじゃない」

 

と言われ、0点にされたことも。

 

後から聞きましたが、

その教師は英語の発音が良いワタシに

コンプレックスを持っていたそうで。

(なぜ生徒が嫉妬の対象?)

 

 

クラスの中に必ずいるやんちゃなうるさい男子は

目を付けられて徹底的にいじめぬかれていましたから

担任が殴る蹴るなんて当たり前。

今考えてみるとあれ、ヤクザみたいなもんです、

気に入らない子は全部体罰をうけてた。

 

 

食が細くて完食できない子は午後の授業が始まっても

泣きながら無理やり給食を口につっこまれていました。

 

あんなの現代だったら完全にアウトです。

 

 

思い返してもヒステリックな教師が何人もいました。

 

中でも中学の時のある科の男の先生は病的におかしくて

(子供の我々が見てても明らかに精神が病んでるのがわかる)

発狂していつの間にか辞職してた先生もいました。

 

どうしてあんな人が教師になれたのか不思議です。

 

 

 

とにかく

心に残るような、熱中時代や金八先生みたいな良い先生なんて

ひとりもいませんでしたね。

 

 

 

これが現実です。

 

 

 

それでも誰も文句言えずに従ってた。

 

 

 

 

ほんの何十年前まで日本も、

こんなだったんですよ・・

 

人の国のこと、笑えない時代があったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢の国。

 

 

みなさんは遊園地、テーマパーク、

好きですか。

 

 

嫌いな人はあまりいないかもしれないけど

若ければ若いほど、楽しいと思うし

子育て中の方も家族で行くのはとても楽しいと思います。

 

 

 

 

自分も大好きでした。

 

 

 

世界観や

もちろん乗り物の面白さもありますが

非日常で過ごす楽しさ。

 

一日中、自分ではない別の人になれた

 

 

そんな気がします。

 

 

 

 

・・でした、というのは

 

 

年を取ると全く行かなくなり

縁がなくなってしまうからです。

 

 

 

 

誰も教えてくれなかったんですが

 

年を取るとまず、同行できる友達がいなくなります。

 

 

いなくなるというのは変な言い方ですが

いや、友達の存在は・・いるにはいるのですが

それぞれの友達を取り巻く環境が変化してしまい

若い時のようにフットワークが軽くないのです。

 

ふと気づいたら

誘って一緒に行ける友達は誰もいなくなっているんです。

 

 

 

自分は子供いませんし

実家とも縁を切っているので煩わしいことはありませんが

 

似たような年齢の友人たちは皆、

同じような人生の状況で身動きができないので

誘える人がいなくなってしまうんです。

 

 

 

 

恐らく40代まではみなさん

 

仕事が過渡期であったり

子育てで時間をとられる

 

といった制限はあっても

まだ精神的にも肉体的にも元気だし

お子さんも一緒にでかけてくれる年齢だったりして

皆さんアクティブだと思いますが

 

50代半ばあたりから徐々にその景色が変わってきます。

 

 

親御さんの体調が悪くなったり

認知症などで目が離せないからと

外出がままならなくなったり

デイケアみたいなところの送り迎えがあるからとか

医者に連れていくから、入院中だからと

 

ご両親のの世話で時間を取られ

専業主婦の方ですら大忙しなのに

仕事をしてる友達は更にいっぱいいっぱいで

とてもじゃないけど休日は休んでいたい

という状況で

どんな約束も「また今度ね、」

「状況が良くなったらね」

 

という言葉で〆るのが当たり前。

 

たかが数時間のランチの約束ですら

(コロナは別として)何年もかなっていない友達も

何人かいます。

 

 

約束がとれるようになった友達は

親御さんが亡くなった人だけ。

 

 

これが50代からの現実です。

 

 

 

 

子供に手がかからなくなったら

さて青春を取り戻そう、なんてのは妄想。

 

そんな「さて」を言わせてくれる間もなく

両親の介護が始まってしまうんですね。

 

もちろんすべての人がそうではありませんが

10人友達がいたら

その半分くらいは皆ご両親絡みの何かで

日々煩わされています。

 

 

 

 

 

60代、70代の方を見てると

本当に自由になるのは親が死んでからなんだな、

ということがよくわかります。

 

その時に金銭的に余裕があれば

夫婦で旅行に行くとか趣味に打ち込むとか

色々選択肢は出てくるでしょうけれど

 

 

 

不謹慎な言い方になりますが、

 

本当に何のしがらみもなくなって

自分の時間を自由に使える日が来るのは

親が死んでから。

 

 

つまり

子供が生まれたその日から親が死ぬまで

手放しで「さあ、何をやってもいいぞ、

誰にも迷惑もかからないし

誰かに何かを頼まれたり誰かの心配をする必要もない」

 

という時は来ない。

 

 

 

ということは

 

若い時にカップルで遊園地やテーマパークに行けていて

お好きな方は家族ができてからも

お子さんと一緒に行って

 

その子供たちがもう親とはいかなくなり

友達同士で遊びに行くようになったら

親の出る幕はなくなって

そのころには両親のケアで遊園地どころではなくなり

 

いざ時間ができたときには60代、70代になっていて

 

ずっと立っていられなかったり

疲れやすい、

トイレの心配があったり

交通機関を利用して遠方まで行くのが無理だったり

 

 

なにより

心臓に負担がかかるような乗り物には乗れなくなっているから

楽しめるものがいつの間にか限られている・・・

 

 

まさかそんな日が来るとは

誰も思わないんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

ある日行った遊園地、テーマパークが

後で考えてみたら

 

 

「ああ、

あれが人生最後の

何の心配もなく一日中遊べた日だったんだ・・」

 

とわかります。

 

 

 

 

 

 

 

お子さんがいらっしゃる方は

ご家族で遊園地やテーマパークに行けるうちは

沢山楽しんで欲しいです。

 

 

いつかもうお子さんが一緒に行動しなくなったら

 

次に自由に行けるのは

自分の体が弱ってきている年代になるから。

 

 

 

 

今はいいや

また今度で

 

って敬遠してる間に

 

 

 

気づいたら自分の体力や気力に自信がなくなり

 

パークまでの道のりがえらく遠くなっていますから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古木

 

 

今から約20年前、

とある有名な作家さんの

助手をされてるご婦人とお会いする機会があり

 

その時

「あなたおいくつなの?」と聞かれ

 

「もう38歳なんですよ~」と答えたら

 

「あら!もう、だなんて言ったらダメよ、

38歳なんて、まだまだなんでもできるじゃないの!!」

 

とハッパをかけられました。

 

後から聞くと

その方はその当時既に60代。

 

 

 

自分的には

 

アラフォーなんてもう人生終わってるよ、

若くないし、

 

という気持ちだったので

 

年上の方から「まだなんでもできる」

と言われてもピンと来なくて

あと二年でおばさん突入だよ・・としか思っていなくて

 

 

今思うと愚かだったなあと思うわけです。

 

 

 

いざ自分が60代を目前にしてみて初めて、

あの時その方がおっしゃった

「まだまだなんでもできる」

の意味がひしひしとわかります。

 

年を取るってこんなことなんだって

全くわかっていなかったアホな自分。

 

どんどん何かに制限がかかってきて

やれないことがでてくるなんて

 

夢にも思っていなかったし

 

これからもまた行けるよとか

また行こうね!

なんて言ってても二度と行けなくなるなんて

 

誰も教えてくれなかったし

 

 

年をとるってことに関して

何も知らなくて、

知らないことすら知らなくて、

自分に現実がのしかかってきて初めて理解ができたという・・

 

過去の自分が馬鹿過ぎて嫌になります。

 

 

 

 

 

今現在アラフォーの皆さん、

いや、アラフィフの皆さん、

 

まだまだ若いから大丈夫、

 

今からでも遅くない、なんでもできるから!

 

 

 

 

 

 

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源平桃

 

 

蹄鉄。

 

 

今日は

 

「一粒万倍日」で

「寅の日」で

「天赦日」だそうで。

 

暦だとか六曜だとか風水だとか

 

その手の物を

全て信じてるというわけではないけど

良いと言われればやってみたくなるもの。

 

 

 

そんな1日も残すところあと数十分。

 

 

残り少ない人生、

 

優しくて思いやりがあって利他的で

他者の痛みがわかる誠実な人たちと

巡り合えることを願って。

 

 

 

 

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